京都上桂をベースとする共同体

2010/07/29

映画『Rip! リミックス宣言』上映+ラウンジトーク

京都藝術2010に参加しているcollective parasolが、オープンスタジオ期間に映画『Rip! リミックス宣言』の上映とディスカッションを行ないます。
ブレット・ゲイラー監督[インタビュー記事]のこの映画は「リミックス」や「マッシュアップ」など、クラブカルチャーに始まりYoutubeに続く2次創作の音楽や映像をテンポよく紹介していく内容で、2009年の山形ドキュメンタリー映画祭でも上映され論議を巻き起こしました。[1] [2] [3]
ベンヤミンが複製技術時代の芸術について考察するよりもはるかに昔に作られた今の著作権制度は、作者の権利と人々の権利の調整という法律上の役割を超えて、実際には進歩する複製メディア技術を利用した文化産業の繁栄を守ってきました。
『Rip!』では、著作権を過剰に守っていたら新しい表現が出来なくなるから考え直せという主張が込められている一方で、今後もますます加速していく情報化時代における著作権制度やクリエイティブ産業の構造についての議論のきっかけも数多く含まれています。
当日はCollective Parasolでこの映画の上映(福岡・ドネルモ作成の日本語字幕付き版)と、終了後に来場者を交えたトークを行ないます。ぜひお気軽にお越し下さい。
日時:8月4日18時開場 19時頃から(上映できるくらい暗くなったら)上映スタートです。

今年行われたドネルモ上映会用の予告編

会場>Collective Parasol (京都・上桂)[アクセスマップ]
申し込み不要、入退場自由、入場料なし、飲食物の持ち込み歓迎。
トーク出演:Collective Parasolメンバー(作田ほか)。飛び入り歓迎。
お問合わせ:作田(sakuta@arts-law.org)

2010/07/09

ヨコハマアパートメントでのトーク



昨日、写真のOn Designの西田司さん設計の1階にモダーンな共同食堂を有する『ヨコハマアパートメント』にて、
テートの報告会を行ってきました。例によって、人はあまり集まらずで小規模な開催でしたが、非常に有意義な話ができました。
そのアパートメントがパラソルの活動の仕方と結構似ているところもありで色々と話ができ楽しかったです。
途中、美術のインフラに関する話にいきつつも、アクチュアルな話ができたのではないかと思います。

西田さん設計のヨコハマアパートメントも色んな意味でゆる〜く開かれている状況があります。
地域の住人に対しても、特別何かをやっているわけではないにもかかわらず、
ヨコハマアパートメントは何かしら影響を与えているようです。

それは、そもそもヨコハマアパートメントがゆるやかに醸し出す雰囲気が、何となく周りの住人の意識を溶解させ、
参加意識(※ここでは、一階のスペースに入ってみようという意識)を喚起させているからに他ならないでしょう。

さらに、そうした雰囲気は、ヨコハマアパートメントの特殊な建築構造によるものだけでなく、
そこに住む住人のライフスタイルや他の住人に対するゆるやかな寛容という意識も相まっているからこそだと思います。

機会があれば是非覗いてみて下さい。


ヨコハマアパートメントブログ
http://d.hatena.ne.jp/ondesign1/

2010/07/05

フリマ終了しました。

2日目はめでたく晴れる。

開店そうそう、近所の主婦の方が自転車で通りすがりに来店。
すごい勢いで服を買って行く。
それから、中学生の女の子たち、中島の友人、一緒に企画したマエダさんの友人、パラソルの噂を聞いて来てくれた人などなどが来店。

京都でフリマといえば、市役所前がメッカだけど、聞いた話によるとものすごく大勢の人が出品し、訪れ、大量の物品が流通するらしい。
それはそれで悪くない。
でも私だったら疲弊してさっさと店を閉じるだろう。

私にとってのフリマは、使わなくなったけれど捨てたくない物に、新しく価値を見いだしてくれる持ち主を見つけるための場所だ。
それからフリマをネタに普段合わない人にメールすることもできる。
そもそもフリマ自体が人とじっくり話すための口実かもしれない。

というわけで、売り上げはすべて飲み代に消えていきました。

来月もまたしますので、その際はどうぞお越し下さい☆





(記:中島)

2010/07/03

フリマ初日、大雨につき



客足遠し。

昼頃に近所の方が2組来られました。

自分の来ていた服を着るのは不思議な気分。
私の場合、衣服の寿命は生地(物質)の寿命とイコールではない。
いま自分に不要なものが、他人にとっては必要だったりする。
必要/不要の判断はどこからくるのだろう?

そんなことを考えつつ店番。
6着の服が売れました。

ほかにも使えそうなものや、使えなさそうなものを売ってます。

(記:中島)