京都上桂をベースとする共同体

2010/05/25

Report of 'No Soul For Sale'



This photo album has 432 pictures. Please have a look at that if you feel like it..
and will upload some photos of our activity in the festival soon.

All photos by photographer: Tom Medwell

2010/05/24

【5月8日の上映会についてのご報告です。】by 藤墳智史(企画者)



5月8日の上映会のご報告です。
http://collective-parasol.blogspot.com/2010/05/blog-post.html

この日は上桂のコレクティブ・パラソルさんのスペースをお借りして上映会を開催させていただきました。少しこじんまりとした雰囲気での上映会となりましたが、上映後は活発な議論が交わされました。

アートに関わる立場の方、梅小路公園の問題に関心をお持ちの方、メディアや報道への関心から映像をご覧になった方など、それぞれの興味に引きつつ、積極的に発言をいただきました。

前々日に同じ会場で開催されたイベント、「《A.I.R Miyashita Park》アートとソーシャルの結合と分断」で取り上げられた、宮下公園の問題をめぐるアートと政治の関わりについての話題や( http://collective-parasol.blogspot.com/2010/04/air-miyashita-park.html )、

メディアの側から宮下公園の問題に関わっていく際に感じられる、一般の報道との取材や製作方法も含めた視線や意識の向け方の違いなどの表現する側にとっての現場のとの関わり方についての議論が展開されたり、

あるいは、普段は行政が管理している場所という意味での「公共の場」と意識されがちな公園が、どうしていま争点になっているのか、その際の「公共性」とは何なのか、公園を巡って何が起こっているのか、という問題が提起されたりしました。

都市の公園を取り巻く状況を改めて振り返ると同時に、公園に関わる人、利用する人たちの側から、公園を改めて公共の場として作り上げていく可能性や、公園に関わる人、利用する人たちが公園をめぐる問題の当事者として登場するきっかけを、どうすれば設けることができるのか、こうした点について、もう少し掘り下げて議論していく必要があるように感じられた次第です。

当日ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

2010/05/14

NO SOUL FOR SALE



NO SOUL FOR SALE
14 May 2010 - 16 May 2010

celebrates the people who contribute to the international art scene by inventing new strategies for the distribution of information and new modes of participation.

Neither a fair nor an exhibition, NO SOUL FOR SALE is a convention of individuals and groups who have devoted their energies to keeping art alive. With free entrance and a rich program of daily activities, NO SOUL FOR SALE is a spontaneous celebration of the independent forces that live outside the market and that animate contemporary art.

The festival is an exercise in coexistence or – as New York Times dubbed its first iteration – NO SOUL FOR SALE is the “Olympics of non-profit groups”.

http://www.nosoulforsale.com/

5月14日から5月16日まで、ロンドンのテートモダン、タービンホール内で
開催される世界の50のオルタナティブな活動を集めたイベント「NO SOUL FOR SALE」に
Collective Parasolが招待されました。メンバーの中から興味のある数人が現地に向かうことに
なっています。何やら色々面白いことを画策中でございます。よろしくです。

2010/05/08

ドキュメンタリー「宮下公園」上映会



東京のオルタナティブメディア、Our Planet TV製作のドキュメンタリー「宮下公園」の上映会を開催します。

東京の渋谷駅のすぐ近くに位置する宮下公園。山手線の高架沿いの人工地盤上に設けられたこの小さな公園が、今、大きな問いを投げかけています。

発端となったのは、公園の命名権(ネーミング・ライツ)を大手スポーツブランドのナイキジャパンへの売却するという渋谷区の方針と、それにともなって、公園がスポーツ施設を設置した「ナイキパーク」へと改修される計画が明らかになったことです。この計画に対しては、公園が一企業の利益を優先する場となること、改修による野宿者の排除や、区長や一部の議員のトップダウンで計画が進められていることなど、様々な問題点が指摘されています。

Our Planet TVは、この問題について長期間にわたって丹念に取材を続け、その成果は「宮下公園」と題するドキュメンタリー映像へとまとめ上げられました。大きな反響を呼んでいるこのドキュメンタリーを、今回は京都で上映します。

小さな公園をめぐって何が起こっているのか。これまでにどのような経緯があったのか。公園が投げかける問いに対してどう応えることができるのか。本編の上映終了後には、ご参加いただいたみなさんどうしで意見や感想を交わす時間も設ける予定です。どうぞふるってご参加くださいませ。

【日時】2010-05-08(土)14:00から
【会場】Collective Parasol
【アクセス】京都市西京区上桂前田町56/阪急嵐山線上桂駅徒歩5分
【URL】http://collective-parasol.blogspot.com/search/label/about/
【企画】藤墳智史(編集者)

※スペースに限りがありますので、できれば事前に参加の旨を下記メールアドレスまでお知らせくださいませ。
info@collective-parasol.org

※また、今回は各所のご好意で上映会を開催できる運びとなりました。もしよろしければ、一口1000円ほどで構いませんので、ご寄付をいただければ幸いです。各所へのお礼に充てさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2010/05/06

《A.I.R Miyashita Park》アートとソーシャルの結合と分断




《A.I.R Miyashita Park》アートとソーシャルの結合と分断

先月より東京・渋谷にある宮下公園で始まったアーティスト・イン・レジ
デンスでは、展覧会、ライブ、映像上映やワークショップなど様々な活動
が行われ、「宮下公園」は国際的な関心がよせられている。
http://www.youtube.com/watch?v=DRo6Hedpeew
http://airmiyashitapark.info/wordpress/

現代美術の実践が「社会参加」「制度批評(Institutional Critique)」
「関係性の美学」といったコンセプトと連動し、アートと市民運動の恊働が
模索され長い時間が経過した。
http://www.formerwest.org/

クリエイティブな行為自体が孕む政治性と、政治自体が孕むクリエイティ
ブとが衝突する宮下公園でのアート活動は、その意味で現代美術の伝統を
引き継いでいる。一方で、レジデンスの存在が、行政と関連企業が進める
公園改修工事を実質的にストップさせ、アートが社会的・政治的なツール
として《利用》されているとの違和感が表明されている。
http://tokyoartvillage.blog36.fc2.com/blog-entry-441.html

京都上桂をベースとする「コレクティブ・パラソル」では、ゼロ年代に活
発化した、地域活性化、観光振興戦略、世界都市競争の中で《効果》を期
待されたアートたちを視野に入れながら、レジデンスに対する違和感につ
いて、不確定性の中で創作を続けるレジデンスの作家たちの声を聞き、ア
ートの文脈からディスカッションしてみたい。

社会的・政治的なるものを「芸術以外の添加物」と考えるクレメント・グ
リーンバーグの亡霊たちも歓待している。アートとは何か?私たちは思索
し続ける。

【日時】2010-05-06(木)19:00から
【場所】Collective Parasol
【アクセス】京都市西京区上桂前田町56/阪急嵐山線上桂駅徒歩5分
【URL】http://collective-parasol.blogspot.com/search/label/about/

【企画】藤井光(美術家)/ 増本泰斗(美術家)